PhotoroomとRemove.bgのAI背景除去ツールを徹底比較!
数多くある背景除去ツールですが、正直どれも似たり寄ったりだと思っている人は多いのではないでしょうか。実際、どのツールも操作やプロセスはほとんど同じです。
しかし、その中でも検索結果によく出てくるのがPhotoroomとRemove.bgです。両方とも背景除去がメインのプラットフォームですが、仕組みや機能、ユーザーサポート体制においてかなりの違いがあります。
この記事では両ツールを比較し、それぞれに適したユーザー層や用途を探っていきます。
PhotoroomとRemove.bgの主な違い
Photoroomは、画像の背景除去や新しい背景の生成に加え、様々な画像編集・加工作業を行える総合的な写真編集プラットフォームです。画質の向上やマーケティング資料の作成など、複雑な編集作業も簡単に行えます。
Remove.bgはWebベースのツールで、主な用途は画像の背景除去・透過・変更です。他の編集作業が必要ない場合に使うのがベストでしょう。
両方とも高度なAI技術で背景除去プロセスを自動化していますが、価格、API連携、サポートの充実度、追加の編集機能、精度、一括処理機能において違いがあります。
両プラットフォームの主な特徴を以下にまとめました。
Photoroom | Remove.bg | |
|---|---|---|
ユーザー評価 | Product Hunt:4.5/5、Apple App Store・Google Play ストア:4.7 | Product Hunt:4.7/5、Google Playストア:3.9 |
料金体系 | 無料版・月額プラン(使用量制限なし) | 無料版・有料版(クレジット制) |
形態 | Web版、モバイルアプリ(iOS & Android)+iOSウィジェット | Web版、 デスクトップアプリ、モバイルアプリ(Android) |
使いやすさ | 操作が簡単で使いやすい | 操作が簡単で使いやすい |
処理速度 | 画像1枚の処理:5~10秒、一括処理:手動編集の10倍 | 画像1枚の処理:5~10秒 |
一括処理 | すべてのアプリとAPIで利用可能 | APIでのみ利用可能 |
精度 | 無料版でも元の画質を維持、複雑な背景や髪の毛・影のような細かい部分も正確な処理が可能、一貫した処理精度、API精度評価70.8% | 無料版は画質が低下、複雑な背景や髪の毛のような細かい部分も正確な処理が可能、処理精度にばらつきあり、API精度評価41.7% |
追加機能 | 背景API、背景挿入、影の追加、サイズ変更、消しゴム、補正、その他の編集機能 | 背景API、輪郭の強調、影の追加、背景挿入、その他の基本的な編集機能 |
コラボレーション機能 | あり | なし |
コミュニティ&サポート | Facebookコミュニティ(メンバー数34,000人以上)、カスタマーサポート専用メールアドレス、アプリ内カスタマーサポート機能、ヘルプセンター、ブログ、YouTubeチュートリアル | 開発者向けGitHubリポジトリ、カスタマーサポート専用メールアドレス・フォーム、ヘルプセンター、ブログのチュートリアル |
ここからは、両ツールの特徴を比較しながら細かく見ていきます。どちらを使うか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
主なユーザー
両ツールのユーザー層に大きな違いはなく、どちらもデザイナー、フォトグラファー、クリエイターなどが使用しています。しかし、 Photoroomはビジネス向けです。
最初に説明したように、Photoroomには背景除去以外の機能もあり、企業などがデザイン業務に使用することができます。
各プラットフォームのユーザー層の特徴を以下にまとめました。
Photoroomの対象ユーザー

個人事業主から大企業まで、様々な事業体がPhotoroomの背景除去ツールを利用しています。ウェブサイト、オンラインストア、広告用の画像を作成したい小企業や、コンテンツクリエイター、マーケター、フォトグラファーなどを対象としたツールです。
関連業界:SNSマーケティング、ブランドのビジュアルデザイン、EC事業など、高品質なコンテンツを素早く作成することが求められる分野。
必要なスキルレベル:使い方がわかりやすく簡単なので、初心者からプロまで利用できます。
Remove.bgの対象ユーザー

Remove.bgは、デザイナーやシステム・ソフトウェア開発者、一般ユーザーに加えEC企業も利用しており、主な用途は、プロフィール写真、名刺、SNSコンテンツ、ウェブサイトなどに使用する画像の背景削除です。
関連業界:ECサイトや不動産業界の他に、製品カタログ、社員証、ビジネスプロフィール写真など、特定の背景スタイルの画像が必要な場合。
必要なスキルレベル:手作業の編集なしで背景除去ができるため、初心者でもプロでも簡単に操作できます。
料金体系
PhotoroomとRemove.bgは、それぞれ異なる料金体系を採用しています。Photoroomには無料版と月払いの有料版があり、使用制限はありません。Remove.bgにも無料版と有料版がありますが、ツールの利用はクレジットベースとなっています。
以下に両ツールの料金体系をまとめました。
Photoroomの料金体系と各プランの内容
無料版:Web版とモバイルアプリで、背景削除ツールの利用と、最大250枚の透かしなしの画像のダウンロードが可能。デザインの共有や、テンプレート、テキスト挿入機能、不要物削除ツールなどの利用も含まれます。
Proプラン:無料トライアル後、週600円、月1,500円、年9,900円と使用料金が発生するプラン。すべてのAI画像編集ツールへの無制限アクセスと、一括背景削除機能の利用が可能。
Teams:Proプランと同じ料金と内容でチームメンバーを2人まで追加できるので、1人分の料金で3人がPro機能を利用できます。
Enterprise:上記のプランでは対応できない特定のニーズがある場合や、100,000枚以上の画像処理が必要な場合に利用できるプラン。営業チームに相談してプラン内容と料金をカスタマイズします。
有料版の支払いは、クレジットカード(Web)またはGoogle Playストア・App Store(AndroidおよびiOSモバイルアプリ)で行えます。
Remove.bgの料金体系と各プランの内容
Remove.bgの料金体系はクレジット制です。ここで簡単にクレジットの仕組みを説明します。
クレジットはトークンのようなものです。このトークンを使用して高解像度画像をダウンロードします。1クレジットは1枚の高品質画像と引き換えることができます。
無料版:Web版で高解像度画像を1枚ダウンロードできるクレジットが無料で提供されます。(アプリやプラグインを使用する場合は1/4クレジットがかかります。)クレジット使用後もツールを使用できますが、ダウンロードできるのは低解像度の画像のみです。また、無料APIプレビューが毎月50回利用できます。
従量制:1クレジットあたり1100円から利用可能。クレジットは、購入後2年間の有効期間中ならいつでも使用できます。
定額制:Lite版(非商用利用)は月額990円で40クレジット、Pro版(商用利用)は月額3,990円で200クレジットから利用可能。解約しない限り、未使用のクレジットは繰り越されます。
Volume+:年間100,000枚以上の画像を処理する場合に利用できるプラン。営業チームに相談してプラン内容と料金をカスタマイズします。
有料版の支払いは、クレジットカード、PayPal、Apple Payで行えます。
料金プランを選ぶポイント
予算に加え、ツールの使用頻度、追加機能、柔軟性などを考慮します。
使用頻度:使用制限やクレジット残高を気にせずにツールを使用したいユーザーには、PhotoroomのProまたはTeamプランがおすすめです。
柔軟性:Remove.bgの従量制は月々の定額料金が発生しないため、不定期なユーザー向けです。各プランに含まれる機能をすべて利用したい場合は、Photoroomの月額または年額プランが良い選択肢となります。
追加機能:Photoroomでは種類豊富なAIツールやテンプレートなどが利用できます。背景除去以外の編集作業が必要な場合、Photoroomを活用すれば編集にかかるコストを節約できます。
プラットフォームの形態
どちらのツールもWeb版とモバイルアプリで利用できますが、Remove.bgにはiOS用のアプリはありません。しかし、ツールの利用しやすさはアプリの有無だけでは判断できません。ここからは、各ツールの利用しやすさに関わる要素を見ていきます。
どちらのツールも、どのウェブブラウザからでもアクセスできるという点では同じです。

左:Photoroomの背景除去ツール、右:Remove.bgの背景削除機能
しかし、その他の点では両ツールは異なります。特に利用しやすさに影響するものを以下にまとめました。
利用のしやすさに関わる要素 | Photoroom | Remove.bg |
|---|---|---|
プラットフォームの形態 | Web版、モバイルアプリ(iOS・Android) | Web版、デスクトップアプリ、モバイルアプリ(Android) |
デバイス互換性 | 各種デバイスで利用可能なウェブブラウザ全般、モバイルアプリ(iOS 15以降・Android 9.0以降) | 各種デバイスで利用可能なウェブブラウザ全般、iOS Webショートカット( iOS 13.4 以降)、Androidアプリ(バージョン5.0 以降) |
画像ファイル形式 | 入力画像:PNG・JPEG・WEBP・HEIC、出力画像:JPEG・WEBP・PNGファイル | 入力画像:JPEG・PNG、出力画像:PNG形式 |
ファイルサイズ制限 | 入力画像:すべてのアプリで最大2000×2000ピクセル、ファイルサイズは最大30MBまで | 入力画像:最大50メガピクセル、ファイルサイズは最大22MBまで |
プロジェクトの保存 | デザインの保存が可能 | ツール内での保存は不可 |
利用しやすいツールを選ぶポイント
使用頻度が高いデバイスで使えるツールを選びましょう。iOSとAndroidを含む、幅広いデバイスで使用できるツールが必要な場合、Photoroomがおすすめです。Remove.bgはデスクトップアプリでツールを使用したいユーザー向けです。
サポートされているファイル形式を確認しましょう。PhotoroomはRemove.bgよりもサポートしている入力・出力形式が多いため、多様なファイル形式を扱う場合に適しています。
画像の解像度にこだわる場合は、ピクセル数の多い画像に対応しているRemove.bgの有料版を利用できます。
Photoroomでは、進行中のプロジェクトをプラットフォーム上で保存できますが、Remove.bgにはこの機能がありません。
使いやすいツールはどっち?
両ツールとも非常に使いやすいです。どちらも、プロのデザイナーやフォトグラファーはもちろん、一般のユーザーでも簡単に使用できます。操作やプロセスが少し違うので、これらについても詳しく説明しておきます。
ユーザーインターフェース
アイコンベースのインターフェースと単一パネルエディター(Web版)を採用したPhotoroomは、何よりも使いやすさを重視しているため、操作が簡単です。
Remove.bgも効率的で使いやすく、シンプルなインターフェースにより作業が簡単に行えます。
下の画像は、各ツールのモバイルアプリ(トップページ)のスクリーンショットです。

必要なスキルレベル
両ツールとも、あらゆるスキルレベルのユーザーに対応しているため、初心者でも思い通りの編集作業が行えます。
どちらを使用する場合でも、次の基本的な手順に従えば、画像の背景を簡単に除去できます。
ツール(Web版・モバイル版)にアクセスします。
背景除去ツールを選択します。
画像をアップロードすると、ツールが自動的に背景を削除します。
背景透過画像をダウンロードします。
また、処理ミスがあっても手動で除去・復元できる機能も備えています。
どちらのツールでも、背景除去後に単色の背景や新しい背景画像を追加できます。Photoroomには「背景ライブラリ」もあり、サンプルの中から好きな背景を選べます。
ツールの処理速度
PhotoroomとRemove.bgはどちらも高速処理のために最適化されていますが、デバイスや画質、処理する画像数によって処理速度は変わります。以下で、両ツールの単一画像処理と一括処理の速度について説明します。
単一画像処理
Web版とモバイルアプリで両ツールをテストした結果、画像1枚の背景除去スピードに大きな差はありませんでした。
画像アップロードから処理完了までにかかる時間は、画質やインターネット接続速度などの要因に応じて両ツールとも5~10秒でした。
PhotoroomとRemove.bgのWeb版で速度をテストできます。それぞれのツールの画像処理速度を計ってみましょう。
一括処理
一括背景除去の処理速度は、画像数やサーバー負荷などの要因によって異なりますが、両ツールとも一括処理向けに最適化されています。特にPhotoroomは、手動編集の10倍の速度で画像を処理するため、作業時間を大幅に短縮できます。
背景の一括除去については、次以降のセクションでさらに詳しく説明します。
処理精度が高いツールはどっち?
どちらのツールもシンプルな画像の背景はきれいに除去できます。シンプルな画像とは具体的に、被写体が1~2つで、背景は複雑ではなく、髪の毛のような細かい部分がほとんどない画像です。
しかし、複雑な画像の場合、PhotoroomはRemove.bgよりも一貫して優れた処理を行います。ツールの処理精度の評価ポイントは、細部の処理能力、複雑な画像の処理能力、そして処理結果の一貫性の3つです。
これらの3つのポイントに基づいて両ツール(どちらも無料版を使用)の精度を評価した結果を以下にまとめました。
細部処理能力
細部が複雑な画像ほど、高精度の処理が難しくなります。
下の画像を見ると、髪や服のフリンジのような細部の処理能力は両ツールとも同程度であることがわかります。髪と背景を正確に区別できるツールが現時点ではほとんどないため、この点でも両ツールは高く評価されます。

しかし、さらに複雑な要素を含む画像の処理では、ツールの精度は大きく異なります。Photoroomは、影のような背景要素と画像の被写体をRemove.bgよりも正確に区別できます。
両ツールで処理した画像を見てみましょう。Remove.bgはグラスの影を被写体の一部と認識したようです。このまま製品カタログや広告に使用すると、あまり見栄えが良くありません。一方、Photoroomではグラスだけがきれいに残りました。

複雑な背景の処理能力
どちらのツールも、被写体と背景を概ね正確に区別できます。しかし、背景に他の物や人がたくさん写っている場合、処理能力に少し差が出ることがわかりました。
洋服店を経営するユーザーの例を見てみましょう。ECサイトでも商品を販売するために下の画像のような写真を撮影しましたが、人や他の物がいろいろと写り込んでしまい、肝心の商品があまり目立ちません。

両ツールの処理結果を比較してみると、どちらも被写体がきれいに残っていますが、Remove.bgは商品を触っている人の手も被写体の一部と認識したようです。他の複雑な画像でも同じような認識エラーが見られました。

また、被写体に他の物が重なっているとうまく機能しない場合もあります。
下の画像を両方のツールで処理してみましたが、どちらも水と肌を区別できなかったようです。背景除去アルゴリズムは、オブジェクト間の明確な対比と境界線に基づいて被写体と背景を区別するため、水などの透明な要素は認識されにくいようです。

この点を考慮すると、撮影時に被写体に他の物が重ならないようにするか、背景処理をする前に消しゴムツールを使って取り除いておくといいでしょう。
概して、Remove.bgよりもPhotoroomのほうが背景除去の処理結果にばらつきがありません。
もう1つ例を見てみましょう。下の水差しの写真には影も写っています。最初にRemove.bgで処理をしたときは、影が背景ではなく被写体の一部として認識されました。

4回試してやっとPhotoroomの処理結果と同様の結果を得られました。

また、無料版のRemove.bgでは画質が落ちてしまいます。解像度の違いがさらによくわかる例をもう1つ用意しました。

「Photoroomの背景除去機能に匹敵するツールはありません。クリエイティブコンテンツの管理に10年以上携わってきましたが、このツールの処理能力は業界でも十分通用するレベルです」 - Watches, Inc.創業者サアド・バシール(Saad Basir)
処理精度に関わる検討ポイント
複雑な画像の処理頻度:PhotoroomはRemove.bgよりも複雑な画像の処理結果にばらつきがありません。
処理を繰り返してもいい回数:Photoroomは通常一回の処理で思い通りの結果が得られます。何度も処理を繰り返してその中から気に入った結果を選びたい場合は、Remove.bgを試してみてもいいでしょう。
画質:無料版で高解像度の画像をダウンロードでるきのはPhotoroomです。
ニーズ・効率性:一貫した処理精度を重視し、何度も処理を繰り返したくない場合は、Photoroomが適した選択肢でしょう。
追加機能
どちらのツールも一括背景除去機能や異なるサービスとの連携機能を備えていますが、PhotoroomはRemove.bgよりも提供する編集機能が豊富です。
ここからは、両ツールの追加機能について詳しく説明します。
一括処理
Photoroomでは、Web版かiOS・Androidアプリを使用して背景を一括除去できます。一度に編集できる画像の枚数は料金プランによって異なります。
Remove.bgでは、APIを使用してのみ一括処理が可能ですが、一度に処理できる画像数に制限は設けていないようです。
どちらのツールも、APIを使用すれば1分間に最大500枚の画像を一括処理できます。
API連携
PhotoroomとRemove.bgの背景除去機能はAPI連携が可能です。APIを使えば、アプリやウェブサイトに自動画像処理機能を直接組み込み、手作業に費やす時間を大幅に削減できます。
Photoroomは、開発者以外のユーザーでも作業をスムーズに自動化できるよう、コード不要のAPIを提供しています。様々なシステムとの連携が可能で、大規模なキャンペーンに取り組むクリエイティブチームや、コードを書かずに作業を行いたいマーケターなどが利用できます。

→PhotoroomのAPI連携対応システム一覧をご覧ください。
Remove.bgも、Photoshopなど多様なシステムやサービスとのAPI連携が可能です。

→Remove.bgのAPIに関する情報およびAPI連携対応システム一覧をご覧ください。
APIの精度
精度面では、Photoroomがトップクラスです。Velebit AIの2023年の評価によると、PhotoroomのAPIは70.8%の精度を記録し、Remove.bgの41.7%を大幅に上回っています。
APIの料金体系
Remove.bgのAPIはすべての有料プランに含まれていますが、PhotoroomのAPI料金プランはアプリの有料版とは別で、処理画像数1,000枚につき月額20ドルから利用できます。
Remove.bgは背景削除用のAPIのみを提供していますが、Photoroomはその他の編集機能を含むAPIも提供しています。また、PhotoroomのAPIは返金保証付きです。
追加の画像編集ツール
Remove.bgでも基本的な画像編集ができますが、Photoroomは幅広い高度AI編集機能を提供しています。ここでは、その中でも特に便利なものを紹介します。
背景生成:商品写真などにブランドの魅力を引き立てる背景を追加します。また、マーケティングキャンペーンやSNS投稿用にAI画像を一から作成することも可能です。
影作成:リアルな影を作成すれば、画像に奥行きが出て、まるでフォトスタジオで撮影したように見えます。ECサイト用の画像などに活用できる機能です。
サイズ調整:様々なプラットフォーム向けに画像のサイズを調整できます。元の写真で切れてしまっている部分はAIが自然に復元・生成します。
消しゴム:写真から不要物や被写体から気をそらすような要素を素早く削除します。
画質向上:ぼやけた背景や画像全体の品質を向上させ、低解像度のファイルでも、細かい部分がはっきり見えるようになります。

追加機能の検討ポイント
一括処理オプション: Photoroomはアプリで一括処理が行えますが、Remove.bgの一括処理機能はAPI経由でのみ利用可能です。
Adobe Photoshopの使用:Remove.bgはPhotoshopとのAPI連携が可能です。
高度なAPI機能の必要性:PhotoroomのAPIには背景除去以外の機能も含まれているため、自動化による包括的な編集ソリューションが必要な場合に最適です。
背景除去以外の編集作業の必要性:Photoroomは画像編集用の追加機能を提供していますが、Remove.bgは主に背景除去に焦点を当てています。
コラボレーション機能
コラボレーション機能がないRemove.bgに対し、Photoroomはチームで作業を行う可能性を想定して設計されています。コメントを残したり、直接編集を加えたりすることで、チームと共同でデザイン作業を行えます。

Teamsプランのユーザーは、追加料金なしで2人のメンバーとチームを形成し、プランに含まれる機能を共有できます。メンバーが同じワークスペースで作業できるため、追加アカウントの作成やファイルの頻繁な転送が不要になります。
無料プランでもコラボレーション機能は利用可能です。利用にはメンバーそれぞれのアカウントが必要ですが、ユーザー間のプロジェクトに関するやり取りを1か所にまとめることができます。
PhotoroomではWeb版とモバイルアプリ間のコラボレーションも可能です。例えば、メンバーの1人がデスクトップで作業している場合でも、外出中の他のメンバーがスマートフォンのアプリでデザインを確認することができます。
ユーザーコミュニティ&サポート
Photoroomがユーザーコミュニティ中心型であるのに対し、RemoveBGは開発者中心型です。サポートに関しては、それぞれ異なるオプションを提供しており、ブログやヘルプセンターには数多くのチュートリアルが掲載されています。PhotoroomはYouTubeチャンネルで動画チュートリアルも配信しています。
ここからは、両プラットフォームのコミュニティとサポートについて説明していきます。
ユーザーコミュニティ
画像編集のようなクリエイティブな作業において、共通の目的や興味を持つ人々とつながることには多くのメリットがあります。
この点を重視するPhotoroomは、34,000人を超えるメンバーが参加する公式Facebookコミュニティを構築しています。このコミュニティでは、メンバーが写真編集の新機能に関する情報などを共有したり、Photoroomチームから直接サポートを受けたりすることができます。

一方、Remove.bgはGitHubリポジトリを通じてユーザー同士の交流を促進しています。このリポジトリには、さまざまなツールやライブラリが開発者向けに用意されています。

カスタマーサポート
Photoroomのカスタマーサポートは利用しやすく、メール、ウェブサイトのフォーム、アプリのヘルプセンターのいずれかの方法で連絡できます。
Remove.bgの場合、ウェブサイト内のフォームに具体的な問題や問い合わせ内容を記入してサポートチームに連絡できます。また、メールで問い合わせることも可能です。
チュートリアル
新機能の使い方などの説明があれば、ツールは格段に使いやすくなります。
Photoroomはヘルプセンター、ブログ記事、YouTubeチャンネルを通じて様々なチュートリアルを提供しています。
一方、Remove.bgは、ヘルプセンターとブログでツールの機能各種をわかりやすく解説しています。
PhotoroomとRemove.bg、どっちを選ぶべき?
「Thrift with Ash」の創設者アシュレイ・パッテン(Ashleigh Patten)は、「どのアプリも❝素晴らしい機能を備えている❞と宣伝されているが、本当に価値あるものを見極めるのは簡単ではない」と言います。
PhotoroomとRemove.bgはどちらも非常に便利で、よく似た部分もありますが、それぞれ異なるニーズに対応できるよう設計されています。
アシュレイのようにPhotoroomを選択した場合、Web版やモバイルアプリ(Android・iOS)で使用できます。質問がある場合は、営業チームに連絡すれば、担当のスタッフが親切に対応します。
PhotoroomとRemove.bgに関するよくある質問
人気No.1の背景変更アプリは?
Photoroomは、クリエイターや企業経営者の間で背景変更アプリとしてトップクラスの人気を誇ります。選択した色の背景を画像に追加できるだけでなく、プロンプトを入力するだけでAIが新しい背景を生成する「AI背景生成ツール」も利用できます。さらに、既存の画像をもとに背景をAI生成したり、「背景ライブラリ」から選択することも可能です。
オンラインで背景を削除する方法は?
背景除去用のオンラインツールを使用すれば、オンラインで簡単に背景を削除できます。プラットフォームにアクセスし、背景除去オプションを選択した後、画像をアップロードすると、自動的に背景が削除されます。その後、単色の新しい背景を追加するか、PNG形式で透明背景の画像をダウンロードできます。
Remove.bgはPhotoroomの背景除去ツールと同じですか?
同じではありません。Remove.bgは背景編集に特化したプラットフォームですが、Photoroomの背景除去ツールはアプリの画像編集機能の一つです。
Photoroomよりも優れた写真編集ツールはありますか?
画像編集を手作業で行いたいユーザーには、業界スタンダードのPhotoshopの方が向いているかもしれません。しかし、Photoroomは高度なAI技術を搭載しているため、ユーザーがプロ品質の画像を作成できるという点ではPhotoshopと同じです。
翻訳/太田晶子

















